神奈川県原水協通信№91を発行しました

神奈川から368人参加

原水爆禁止世界大会2015

戦後70年・被爆70年の歴史的な原水爆禁止2015年世界大会は、20ヵ国142人の海外代表と全国から1万人を超える参加者で、熱気あふれる大会として大きく成功しました。


神奈川県からも国際会議・広島大会・長崎大会全体で368人が参加し、国際会議、全体集会や分科会でも積極的に発言し大会成功に貢献するとともに、今後に生きる成果を得て帰ってきました。


大会は、5月に開催されたNPT再検討会議について、最終文書を採択できなかったものの「世論と運動の発展を反映して、重要な到達を築いた」と評価しました。多数の国が核兵器禁止条約の交渉を求め、NPT参加国の80%以上が、核兵器の非人道性を訴える共同声明に賛同したことに注目し、「核保有国を追い詰めた」と強調しました。また、参加した政府代表や海外代表は、人道性への関心やイニシアチブは、確実に多くの支持と勢いを得ていること、今後の核軍縮運動の土台となるものであると、NPT再検討会議を評価しました。これらの変化をつくり出す後押しをしたのが、草の根の市民社会の運動であることも、浮き彫りになりました。このことに、参加した多くの人は、今後の運動へ大きな確信を深めました。


大会は、全国津々浦々の戦争法と安倍内閣の暴走に反対する歴史的な運動の高まりの中で開かれました。

被爆者の悲惨な被爆体験の訴えに参加者は、あらためて被爆の実相について思いを新たにし、「戦争は絶対してはいけない」と決意し、戦争法廃案のたたかいとも大きく合流しました。


大会で交流し確認できたことは、一人ひとりが声をあげ立ちあがれば日本も世界も変えられるという確信です。全県各地・団体で、大会の報告会を開催し、今後の運動の大きな力にしていきましょう。

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