2016年1月6日、北朝鮮が水爆実験を行ったと発表しました。
神奈川県原水協は、怒りを持って断固抗議し、下記の通り「抗議声明」を発表し、北朝鮮へメールで送付しました。
なお、北朝鮮の抗議先は、次の通りです。
朝鮮民主主義人民共和国 国連常駐代表部
FAX +1-212-972-3154
メール <mailto:dpr.korea@verizon.net> dpr.korea@verizon.net
【抗議声明】
1月6日午前、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)は、水爆実験をおこなったことを発表した。北朝鮮の核実験、核開発は、この間の国連安保理の諸決議や朝鮮半島の非核化をめぐる合意を踏みにじる許されない暴挙である。そして、この暴挙は、核兵器の廃絶を求める世界諸国民の願いに対する重大な挑戦である。
原水爆禁止神奈川県協議会は、たび重なる北朝鮮の暴挙に断固抗議し、今後すべての核実験をやめ、核兵器開発計画をただちに放棄するよう強く要求する。
同時に、他国には「不拡散」を求めながら、自国の核は「安全の保証」「抑止力」などとして正当化をはかり、あるいは、「核の傘」などと称して、既存の核保有国の庇護を求める態度が、北朝鮮などの核開発を誘発し、実際には核拡散の推進力となっている。このように北朝鮮の核実験をめぐるこれまでの経過は、核兵器全面禁止条約の交渉開始の重要性と緊急性が改めて明らかになった。
先のNPT(核不拡散条約)再検討会議でも、昨年末の国連総会でも、核兵器を禁止する法的措置を求める国は、圧倒的多数となっている。
我々は、唯一の被爆国の国民として、すべての国、とりわけ核保有国の政府と「核の傘」の政策をとる国の政府に対して、核兵器禁止条約への拒否的かつ消極的態度を改め核兵器全面禁止に向けての行動をただちに起こすよう強く要求する。
2016年1月6日
原水爆禁止神奈川県協議会